手抜き工事とは

 マスコミが放映しているようなペンキをうすめる、シロアリをもってきてばらまくなんていうのは、テレビで散々やっているので、今はありませんもっと巧妙です。(現在はマスコミで放映しているのとは逆で、ペンキは適度にシンナーでうすめて濃度を調整したほうがいいですし、シロアリは発見しても詐欺業者と疑われるのを恐れて伝えないことが多い。)

塗装の手抜き1

 塗装の場合、上塗りをしないことが第一にあげられます。中塗りと上塗りは目視では区別がつきません。そのため、建築の教科書では、中塗りと上塗りは色を変えるように指示してあることがおおいです。(中塗りは茶色で上塗りはこげ茶など)

 ところが、公共物ならそれでいいですが、一般住宅は問題がでてきます。一般住宅だと、中塗りと上塗りを同じ色にしないと、ちょっとしたことで(壁をつかってテニスやサッカーをした、塗装して数年してからお客様が壁をホースとブラシで洗ったなど)中塗りの色がでてきてしまうのです。また、中塗り白の上に上塗り白をぬった場合と、中塗り黒の上に上塗り白をぬった場合では、全く違う色になります。

 公共物は数百人の人が一度に使うことがあるため、美観より耐久性を重視しますが、一般住宅では美観が重視されます。中塗りと上塗りの色を変えると、繊細な風合いがでません。そのため中塗りと上塗りは同じ色で塗ることになります。

 それをいいことに、上塗りをしない業者があります

対策

当社では仕事中の写真をすべて撮影し、提出します。

塗装の手抜き2

 ペンキというのは、必ずあまります。一斗缶を使いますから、どうしても少しはあまってしまします。この缶の処分料が地域にもよりますが、500円から3000円です。ペンキが入っている汚れた缶ですから、どうしても高くなります。

 じゃあどうするかというと、ペンキがなければ、普通の缶の処分になり処分料も割安になりますから、ペンキさえ使い切ってしまえばいいんです。そのため、Aさんのおうちの塗装であまったペンキをBさんの塗装の中塗りに使用してしまいます。黒同士、こげ茶、白同士ならメーカーが多少ちがってもわからないです。

対策

当社は塗料の写真を現場にて撮影し、提出します。

塗装の手抜き3

 サイディング壁は、サイディングボードの間にコーキングという、ゴムが入っています。このゴムは10年で劣化するため、塗装のときに一緒に打ち代えをしないといけません。そうしないと、劣化した部分から水が入ってきて、サイディングが反りかえり、釘の部分からひび割れしてきます。ゴムを一回全部とって、もう一回打ち直ししますから、手間は相当なものです。また、ただ打ち直しすればいいのではなく、養生テープと接着の方式、コーキング材と塗料との相性、美観も整えなければなりません。ところが、コーキングのうち代えの大切さを、お客様に認識してもらうのが難しいのです。コーキングはホームセンターでも売っていて、使ったこともあるお客様も多いですから、「サイディングの塗装70万円とコーキング打ち直し30万円、合計100万円です。」というと、「えっなんでそんなにするの?」とお客様は引いてしまい、契約を逃してしまうことがあります。そのため、塗装屋というものは、コーキングの打ち代えをおすすめせず、塗装だけをおすすめしてしまうことがあります。結果ペンキを塗っても数年でサイディングの釘の部分から塗装が壊れてきます

対策

 当社はサイディング壁の塗装の見積もりの際は、コーキング打ち変えの重要性を説明し、コーキング打ち変えも必ずおすすめします。

塗装の手抜き4

 サイディングボード接合部でコーキングを重ねうちをしてしまう業者さんがいるようです。コーキングをはがす手間が大変なので、そのまま上から打ってしまうのです。すぐにはがれてきます。

対策

 工事中の写真を提出します。

屋根の手抜き

 屋根を葺き替えたのにもかかわらず、葺き替えた屋根に断熱材を入れていないことがあります。屋根材に断熱材のウレタンを貼る手間は大変です。接着剤がちょっとでもずれたら、全部やり直しになってしまいます。そのため断熱材のついている屋根材と断熱材のついていない屋根材は値段が全然違います。ひどいところだと、屋根材の下に引く防水ルーフィングを「これがうちの断熱材なんです」と説明しているところもあるようです。 (写真は一枚目が上が新日住金鋼板ニスクカラー、右が防水ルーフィング、左下がウレタン断熱材、二枚目は断熱材付のガルテクト)

対策

当社は屋根材の写真を現場にて撮影し、提出します。

床下(耐震、防蟻処理)の手抜き

 床下の手抜きで一番多いのは、なんといっても空工事です。薬剤散布しました耐震金物つけましたといって、実はなにもしていないというものです。

対策

当社は工事中の写真および薬剤、金物の写真をすべて提出します。

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