住宅の傷むポイントベスト5

1、屋根は傷む

 屋根は日光、風、雨の影響をうけるため、一番痛みます。早めのお手入れが大切です。

2、どんな壁もヒビが入っていく

 壁の傷む最大の原因は地震です。モルタル壁は地震でひびが入ります。細かなものでしたら、気にしなくても大丈夫です。雨水入らないか気にもむ方もおりますが、中には防水シートが入っていますので、ひびが大きくならない限り大丈夫です。ただ問題は細かいひびというのは、そこが次の地震のときの震動エネルギーの逃げ場になるので、地震のたびにどんどん拡大していってしまします。やっかいなのはタイル壁で、地震で割れると、同じタイルがメーカーにも在庫がないことがおおいです。その場合目立たないところからタイルをはがして、割れているところに張ります。

3、住宅外部の鉄は錆びる

住宅で鉄の部分はベランダ、もしくは駐車場にあることが多いです。鉄の手入れは難しいです。というのは、少しでも鉄が水にふれる部分がでてしまうと、そこからどんどんさびてしまうからです。そのため、塗装のときは、厳重にサビ止めとウレタン塗装をいれるのですが、実際問題として、屋根とは違い、日常生活でおうちの人が物をぶつけたりすることがある部分ですので、そこから塗装がはがれ、さびていきます。サビをほうっておくと、そこに穴があき、柱でしたら、根元がくさってきて、その場合塗装では抑えられずに、溶接が必要になります。早め早めの対応が必要です。

ベランダなどで一定以上いたんでしまっている場合は、アルミへの交換をおすすめしています。

4、住宅外部の木部は腐る

 おしゃれなウッドデッキのはずが、、、、あれ、気が付いたらひびだらけ、あちこちくさってきてぶよぶよだ。どうしてだろう?まだ築3年だよ。そんな思いの方も多いのではないでしょうか。

 これは、木の性質が関係しています。木は水分が含まれており、その水分がどんどん抜けてひび割れてきます。(乾燥収縮といいます)このひび割れのために、木に塗っていた、防水塗料は5年程度しかもちません。

   そして防水塗料がはげた部分に雨水がたまり、暖かい温度、雨水という水分、木という栄養の三条件がそろったときに、木材腐朽菌が繁殖しはじめます。これが、木をぶよぶよにし、変色させてしまうことをを「腐る」といいます。
 一回木材腐朽菌がわいた場所は菌がどんどん増えて行くので、木材の美観が損なわれ、耐久性が悪くなります。
 そして木材が構造物を支える力をどんどん奪っていきます。
 木材腐朽菌による被害は、住宅の水回りなど湿気の多い場所に多いです。また、木材腐朽菌が木材を食べた後の食べかすには、シロアリやってくることが多いです。たまに切った植木を束にして、庭に置きっぱなしのおうちがありますが、シロアリを呼びますので、避けてください。
 木材が腐ることを防ぐためには、水分を管理して木材が乾燥した状態を保つことが重要です。
 伝統的に日本の住宅では特に被害を受けやすい床下の部分については、昔からの知恵で床下の換気を行うため床下の換気口を作られています。

 ところが盲点があります、水周りの床下、破風板、軒天井、ウッドデッキです。水周りの床下は、結局風呂交換、キッチン交換になりますが、どちらも電気工事、水道工事、ガス工事がからむことと、風呂とキッチンにこだわりのある人がおおいため、何回も直させられることがあることが嫌で、痛んでいても見て見ぬふりをする業者が少なからずいます。

 破風板は、塗装がはがれても、高いところにあるために足場を組まなければならないので、手をくわえないまま放置しているおうちがおおいです。そのため、そのすぐ下の軒天井が腐ってきます。

 ウッドデッキは、手すり部分に水がたまりやすく、そこから腐ってきます。

 木材のメンテナンスはプロにご相談ください。

 日常生活の中で、なかなか、水周りの木部をみるチャンスはないと思います。
風呂回りの木部は漏水があった場合とても傷みます。お風呂から抜けた湿気が床下の木部について白いシミになっていることがあります。基礎の部分に白色木材腐朽菌がついているのです。 
 築15年以上の住宅でしたら壁と浴槽との間に隙間が開いて水が廻っている場合があります。タイル貼りのお風呂のかなりの数は、外(土台部分や、壁の内部など)へ水が廻ってることがあります。
特にシャワーを使う家は、窓の下の部分の木が腐り、そこから腐れが広がることが多いです。
 外壁の窓の下に亀裂が出来てないか。叩いてみて浮いた音がしないか。 脱衣場との境のくつずりや柱の下部に小さな穴が開いてたりしないか。 慎重な点検が必要です。

風呂のタイルは一回ひびわれるとそこからずっと雨漏りして、床下の木が腐ります

木は乾燥収縮という性質があるため、ペンキがはがれやすくそこから腐ります

直しているところです

5、陸屋根、ベランダの防水不良は雨漏りを呼ぶ

陸屋根(マンションや学校の屋上のような屋根のこと)、ベランダの床の防水を怠ったために、雨漏りがすることがあります。特に2Fのベランダの床と建物の壁の部分の接合部の防水は大切です。

防水を張りなおしたところです。

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